乳腺外科 概要
- 乳がんなどの乳腺疾患に関して、日本乳癌学会乳腺専門医が、
外来診察を担当、超音波検査、マンモグラフィー診断を行っております。
万が一、乳がんと診断されたら、標準治療にもとづき、手術、
全身薬物治療(抗がん剤、ホルモン剤)、放射線療法を行います。
標準治療というのは、その時点でもっとも効果が高いと
科学的に証明された治療法のことで、「標準」という言葉は決して「並」という意味ではありません。
乳房温存の手術を施行された場合のみ、残存乳房に放射線照射が必要になりますが、
その間(約25日)のみ近隣の病院へ紹介し、通院治療していただきます。
それ以外の治療に関しては、上記の全ての最先端の治療を当院で受けることが可能です。
近年、乳がんの手術でわきのリンパ節を切除することを省略する
手術(センチネルリンパ節生検といいます)が、標準治療になりつつあります。
他施設同様、当院でも適応がありましたら、全例センチネルリンパ節生検を施行し、
良好な成績を得ています。また、乳房の温存が困難な症例などに対しても、
腫瘍の縮小などを目標に、積極的に術前化学療法を行っております。
乳房温存術の場合、手術の傷あとを目立たないようにわきの下や乳輪部に切開をいれ、
極力乳房そのものには傷をつけないようにしています。
やむをえず、乳房をすべてとらないといけない方で、
1期再建(乳がんの手術と同時に乳房の形成を行うこと)を希望される場合は、
当院形成外科非常勤医師と連携し、希望に添えるようにいたします。
乳がんのみならず、乳腺疾患は他にも良性の腫瘍などさまざまあります。
もちろん、そのような疾患に関しても、手術治療や厳重な経過観察をおこなっております。
乳房にしこりを感じたり、乳首から出血があるなどの症状がありましたら、
早めに当院を受診してください。
甲状腺がんなどに関しても、当院での手術が可能です。乳腺外科 手術件数(2009年1月〜12月)
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